高橋健太郎小品展 第5期 続

  • 2010.10.21 Thursday
  • 16:24
 実は、、と打ち明けるほどのことでもありませんが、先月、美術作家の高山登さん宅へインタビューをしに伺ってきました。
某ギャラリーの企画として、お声がけを頂いたのです。
 いやはや、手に余る役目でしたが、高山さんを始め、スタッフの方にも助けられ、何とかこなすことが出来たのではないかと思います。
 しかし、せっかくの機会と思い、根掘り葉掘りお聞きするうちに、高山さんには、8時間の長きにわたりお付き合い頂くことになってしまいました。
 返すがえす、恐縮です。あらためてお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました!

 その文字起こしが、先日ようやく完了し、これから校正に入ります。
 近々、公表できると思いますので、その折にはまたお知らせ致します。
 結構貴重な証言も含まれているはずなので、どうぞお楽しみに!

 閑話休題。

 ただいま展示中の作品を掲載します。5ヶ月にわたる高橋さんの小品展も、いよいよこれで最後になります。お見逃しなく!


 土から(かたち) 2008


 土から(かたち) 2008


 土から(かたち) 2008


 土から(かたち) 2008



 土から(かたち) 2008



 浮遊する場所 2009

 なお、来月からは映像作家の川村智美さんの作品を展示する予定です。こちらも乞うご期待!

高橋健太郎小品展 第5期

  • 2010.10.08 Friday
  • 14:41
 今月始めに展示替えをしました。いよいよ、高橋さんの展示もこれが最後の月になります。
 皆さんどうぞ見納めにいらして下さいねー。


 作品画像等々はまた後日掲載いたします。

 なお、この時期、他所でも高橋さんの展覧会が開かれています。弊店の展示では、スペースの都合で小品に限られてしまいましたが、こちらの方は、大きめの立体作品をご覧頂けます。
よろしければ、あわせてどうぞ。

 † 花巻展ー浮遊する場所ー
  日程:2010.10.6-17
  時間:10:00-17:00(最終日-16:00)
  場所:湯本美術展示館 第二・三室(岩手県花巻市大畑3-340-1)
  備考:第一室は村上善男常設展

 † 仙台展ー装置への思考ー
  日程:2010.11.2-7
  時間:11:00-19:00(最終日-18:00)
  場所:SARP 仙台アーティストランプレイス(仙台市青葉区錦町1-12-7)


 さて、ブロカントギャルリーSendaiの続報です。
 つい先日、全体ミーティングがあり、いよいよ迫ってきたという印象です。まだ1ヶ月あるなんて油断してたら、きっとすぐやってくるんだろうな。少しずつ本の準備に着手しなければ。。

 チラシは先月末に出来上がり、弊店でも絶賛配布中です(制作して下さったNOYAUさんとHYGGEさんに多謝!)。お立ち寄りの際はぜひお持ち下さいね!
 せっかくなので、遅ればせながらこの場にも掲載させて頂きます。



 裏面は、各店舗紹介にあわせておすすめ商品を掲載してます。
 ちなみに、弊店はというと、左から『クリスマス しかけ絵本』(ターシャ・テューダ)『来たるべき哲学のプログラム』(ヴァルター・ベンヤミン)『良平のヨコハマ案内』(柳原良平)『オリジナリティと反復』(ロザリンド・クラウス)。
 期間中は、これに限らず、アートを軸に、絵本や暮らしの本、その他学術教養書の類も含め、硬軟交えていろいろ出品しますよー。お楽しみに ! !

 開催日は、11/19(金)〜25(木)。
 場所は仙台PARCO(4F パルコスペース4)です。

高橋健太郎小品展 第4期 続

  • 2010.09.18 Saturday
  • 12:20
 はや一週間が経ちますが、お陰さまでkurax(クラックス)でのイベント「街を本と歩こう」を無事に執り行うことが出来ました。

 風の時編集部公式ブログより転載

 お越し下さったお客さま方、関係者の方々、皆さま本当にありがとうございました!

 さてお次は、、春につづき、この秋もまたまたブロカントギャルリーSendaiに参加させて頂きます。会場はふたたび仙台PARCO(パルコ)。本と雑貨、古道具がところ狭しと並ぶ予定です。
 公式ホームページでもすでに告知されていますが、11月19日〜25日に開催します。乞うご期待!

 前回の会場風景

 閑話休題。

 予告どおり、展示作品を掲載します。


 水脈 2008



 水のあと 2008


 水のあと 2008



 浮遊する場所 2008

 ところで、昨日9月17日(金)から、毎年恒例の仙台短篇映画祭がご近所のせんだいメディアテークで始まりました。今年で10周年を迎え、いつにも増して充実したラインナップになっています。あさって20日(月・祝)まで。ぜひどうぞ!


 それともうひとつだけお知らせ。
 弊店でも展示して頂いたことのある樋口佳絵さんが東京で個展をなさいます。
 東京では初めて版画を展示・販売なさるそうです。こちらもぜひ!

 日程:2010.9.18-10.16(休廊日:日・月・祝日)
 時間:12:00-19:00
 場所:KIDO Press,Inc.(東京都江東区清澄1-3-2-6F)

高橋健太郎小品展 第4期+2010.9.5追記

  • 2010.09.04 Saturday
  • 19:29
 今日は青空が底ぬけに夏でした。よもや9月とは思えません。
 そういえば、以前このブログで、作業中に汗が本に滴りそうだなんて書きましたが、するとお中元にタオルを頂いてしまいました。仙台よりも暑い広島から。いやはや恐縮です。。お陰さまで、ボクも本も無事に夏を越せそうです。
 ありがとうございましたー!



 さて、おととい展示替えを済ませました。来週にはもう一点差し替える予定です。例によって、作品の画像等々はまた後日掲載いたしますね。

 お知らせをひとつ。


 『せんだいタウン情報 S-style』9月号がつい先般発売され、その特集「仙台カフェ時間」に弊店も載せて頂きました。
 よかったらお手にとってご覧下さーい。

2010.9.5追記
 肝心のお知らせがもうひとつありました。緊急告知です!

 この木曜日9日から日曜日12日にかけて、一番町のkurax(クラックス)Book! Book! Sendaiのイベントがあります。弊店も古本を販売しますよー。
 土日は定禅寺ストリートジャズフェスティバルと重なっていますし、ぜひお散歩がてら覗いてみて下さいねー!

 Book! Book! Sendai「街を本と歩こう〜ガクト・センダイ〜」
  日程:2010.9.9-12
  時間:10:00〜20:00
  会場:kurax(仙台市青葉区一番町3-3-1)1・3Fエスカレーター脇通路
     1・3F:「大正・昭和時代の仙台」クラシカル写真展
     1F:「ハイカラ骨董品」展示・販売
     3F:「Book!Book!Sendai古本市」、新刊書・中古レコードの販売会
  概要:大正時代から仙台は学問の都と称され、「学都・仙台」と呼ばれました。そして現在は、音楽の都「楽都・仙台」という、新しいキャラクターを持ち始めています。この「楽都・仙台」の顔とも言える「定禅寺ストリートジャズフェスティバル」の開催時期に合わせ、Book! Book! Sendaiがプロデュースする「街を本と歩こう」。
今回は「ガクト・センダイ」をテーマに、写真や骨董品の展示や古書などの販売をいたします。
  参加店:風の時編集部火星の庭、magellan、stockISHINN、ウルユス社
  協力:NPO20世紀アーカイブ仙台
  主催:Book! Book! Sendai

高橋健太郎小品展 第3期 続

  • 2010.08.24 Tuesday
  • 17:15
 8月に入ってから、とみに買取のお問い合わせが増えました。ありがたいことです。
 お盆に整理なさる方が少なくないうえ、どうやら急遽この時期に転勤が決まるケースが多いようです。
 この暑いさなか、引っ越しの準備は大変だと思います。本の整理お手伝いしますよ!どうぞマゼランまでお声がけ下さーい。

 さて、予告していた展示作品を掲載します。遅れがちですみません!



 『水のあと』2008




 『水のあと』2008



 『風が水をはこぶ』2009

 最後に、新刊書のご紹介。通常は扱っていませんが、ご縁があって販売しています。
 前2者はすでに弊店にて入荷済みですが、3点めは今後予定しています。サンプルはございます。どうぞ店頭でお手にとってご覧下さい。

1. 『松原正全集』第1巻、圭書房、2010初版、¥2700(弊店に限り消費税サービス!)

 ちょうど一年前『ビリー・バッド』(ハーマン・メルヴィル 著)を皮切りに、ここ仙台で起業なさった圭書房さんが、ついに第2弾を刊行なさいました。
 著者は、早稲田大学で英米演劇を講ずるいっぽう、福田恒存に学びながら劇作や評論活動を旺盛にこなされてきました。本全集はその遍歴をまとめるものです。まず第1巻では、おもに文学を論じたエッセイ(昭和37年〜62年/著者30代前半〜50代半ば)が収められています。
 保守派の論客として知られ、歯に衣着せぬ物言いのため大手のメディアにはあまり露出することがありません。しかし、その論旨は極々真っ当です。例えば、喜劇を論じた一節で、福田恒存を引きながらこう述べています。

 「『自由とか平和とかいう言葉は抽象的であり、しかもそれらは厳粛な事柄で、遊びの対象としてはならぬというタブーが支配的であるからであろう。戦前の天皇と同様、いや、それ以上に、これに触れれば不敬罪になる』(『覚めて踊れ』)。/要するに、平和だの自由だの平等だのを絶対善と考え、その万能を信じて疑わぬような国には、優れた喜劇などは生れる筈が無い。そういうものを信じて疑わぬ精神の強張りを、吾々は努めて笑うようにしなければならない」。(本文は旧字旧仮名遣い)

 ここには、習慣化した価値観を相対化しながら、地道な思考を肯定するユーモアが見てとれます。保革の硬直したイデオロギーとはとんと無縁です。むしろ、大衆にも権力にもおもねらず、健康的なバランス感覚さえ伺えます。
 ときに説教じみた条りもありますが、それもご愛嬌です。

2. 『杉村惇画集』杉村惇画集刊行会事務局、1988初版、¥45000

 洋画家です。1907年東京に生まれ、疎開を機に仙台に移り住みます。日展を中心に発表しながら、宮城教育大学の教壇に立たれていました。2001年永眠。
 なお、来月には仙台市役所の1Fギャラリーホールにて個展が企画されています。2010年9月8日〜10月14日まで(土・日・祝日閉廊)。
 当画集をお買い求め頂けるのは、個展終了日までです。

3. 『役立たずの彼方に/大里俊晴に捧ぐOffice Osato、2010初版

 昨秋まだ若くしてお亡くなりになった大里氏を追悼する文集です。
 彼は、学生時に「ガセネタ」などバンド活動を行い、卒業後はパリでダニエル・シャルルに師事。『ユリイカ』や『ジャズ批評』で音楽批評を繰り広げ、やがて横浜国立大学で教鞭を執ることになります。いっぽう間章をめぐる映画『AA』(青山真治 監督)ではインタビュアーを務めていました。
 吉増剛造が巻頭詩を寄せるなど、錚々たる固有名が集っています(題字がジム・オルーク!)。なかでも灰野敬二の一節が印象的です。

 「呼吸法とかビートとか音が立ち上がる以前についていろいろ家で研究していたことを、そろそろ人前で表そうと思っているような時期だった。今でもそのライブのことは覚えている。椅子に座って、アコースティックギターを持って、ヘアーブラシを使った。なぜヘアーブラシだったのかは覚えてない。近くにあったのか用意していたのか。みんなヘアーブラシとギターがあったら、ヘアーブラシでギターを弾くよね。でも、まず始めに自分の髪の毛を梳かして、そして間髪入れず息を止めたまま床を叩き、そのヘアーブラシでほんの少しの間をもってさらに早くそのヘアーブラシをギターに投げつけた。そしてそれを何度か繰り返した。『全ては関係性を持って、ここにある』ということを証明しようとしはじめた頃。そうしたらほとんどの人がポカーンとしてた。なに考えているんだこの人はっていう。(…)そのときに大里くんが一言『凄いリズムですね』って言ってくれた。それで僕は、あ、こいつ音楽のことわかってるって思った」。
 「普通僕は教える立場になる人間を全く信用しないから、あるときまでは『あー大里くん、先生になったんだ。ふーん』としか思ってなかったの。ところが、ある人からムサビで彼が教えていたとき、学生に対して単位が欲しいだけならやらない方がいいって言って、結局自分が辞めさせられることになったという話を聞いて感動した。(…)学校を卒業するためだけの目的で単位をもらう生徒に対して自分の立場を犠牲にしてでも、『来なくていい』って言ったことはすばらしいと思う。(…)それで僕の中で大里はある時から浮上した。仲間って。でも、仲間と思える人間って、時間が経てば経つほど少なくなっていくんだよ」。

高橋健太郎小品展 第3期

  • 2010.08.06 Friday
  • 11:36
 晴天には、店先にも本を並べます。ところが近ごろは、汗だくで作業するものですから、滴が本に垂れないか気が気でなりません。無類の汗っかきなのです。
 仙台の夏は、やませが吹いて涼しいはずですが、今年は暑い。。
 そんななか、ゆうべは仙台七夕の前夜祭、恒例の花火祭でした。そこで、今年も営業時間を延長してみました。でも、結果は惨敗。ほぼ全員が寄り道することなく、まっすぐご帰宅なさるのでした。まぁ、例年どおりですが、う〜ん寂しい限り。
それでも、久しぶりの知人が立ち寄ってくれたので、よしとしよう。
 仙台七夕は、今日から三日間です。

 なお、今年も8月中は、お盆も含めて普段どおりの営業を予定しています。おやすみを頂くのは、定休火曜日のみです。どうぞ、この暑さにめげず遊びにいらして下さいねー!

 さて、つい先日展示替えを済ませました(まいど高橋さんには多謝!)。
 作品の詳細等々はまた後日に掲載します。

高橋健太郎小品展 第2期 続

  • 2010.07.21 Wednesday
  • 16:59
去る月曜日7月19日をもちまして、弊店を始めてはや丸3年が経ちました。
日頃ご愛顧頂いている賜物です。この場を借りてお礼申し上げます。
皆さま本当にありがとうございます!
これからも一層精進して参りたいと思います。
今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます!

閑話休題。
遅ればせながら、展示作品を掲載します!
kenta2-1-1
kenta2-1-2
風が水をはこぶ -水たまり- 2007
kenta2-2
水の跡 2008
kenta2-3
水の跡 2008
kenta2-4
kenta2-4-1
水の跡 2008
kenta2-5

ところで、つい先日仙台に新しいギャラリーが誕生しました。
Sendai Artist-run Place(仙台アーティストランプレイス(SARP))」です。
この5月には、仙台の老舗である「ギャラリー青城」が35年の歴史に一区切りを打ちましたが、地元作家がそれを継承、発展させることになったのです。
7月いっぱいは、構成メンバーによるグループ展が開かれています。ボクもきのう拝見してきました。
高橋健太郎さんも出品なさっています。弊店では見られない、やや大きめの作品です。あわせてご覧いただけたらと思います。
その他、過去にマゼランでも展示して頂いたことのある方々も多数参加なさっていますよ。
なお、グループ展が終わると、メンバー(総勢およそ50名)による個展が順次開かれる予定です。
皮切りは、高山登さんです。
sarp
「Sendai Artist-run Place オープニング展」
期日:2010.7.19.mon.-8.1.sun.
時間:11:00-19:00(最終日-18:00)
場所:仙台市青葉区錦町1-12-7

高橋健太郎小品展 第2期

  • 2010.07.05 Monday
  • 19:24
お客さんからお裾分けいただき、つい先日なみのこ(波の子?なまえがかわいい)なる貝を初めて食べました。
大きさはハマグリより一回り小さいほど。模様は個体ごとに多彩です。
お客さん曰く、この時期しか穫れないうえ、市場にも出回らず、地元でしか消費されないものらしい。
さっぱりしっかりした出汁とこりこりした身がおいしかったな。
ただ、貝毒を持ちやすいらしく、若干冷や汗ものですが。。

それから、きのう岡崎乾二郎のタブロー(30号)を拝見する機会に恵まれました。1997年の作品です。
この春に東現美で開かれた回顧展を、泣く泣く見逃していたので願ったり叶ったりなのでした。
ダイビングさながら視線を画布へ落下させるや、そのつど編隊し直す魚のように、離散した筆触どうしが目まぐるしく関係を刷新します。
見るたびその調子なので、今日になってみれば一体何を見たのかとんと思い出せません。見る(泳ぐ?)ことはできても何を見た(何を泳いだ!?)というのか。つくづく面白い経験でした。
ご配慮下さったIさんに多謝!
kenta2-z
さて、前置きが長くなりすぎましたが、展示替えについてでした。
きのう無事に完了しました(高橋さんに多謝!)。
期日は、例によって今月一杯です。
ご覧頂けると幸いです。
作品画像等々詳しくはまた後日!

高橋健太郎小品展 第1期 続

  • 2010.06.24 Thursday
  • 21:33
気がつけばはや6月も下旬にさしかかりつつあるのでした。
遅ればせながら、作品の画像を掲載します。
残すところあと1週間ばかりで見納めとなります。
どうぞ、お見逃しなく!
kenta1
kenta1-2
『出口』2005
鉄や木材が生々しく露呈するや、他方で無造作に打ち穿がたれ、焼き焦がされています。
いうまでもなく、何かしら似像が掘り起こされようとはしていません。加工は、ただ素材を変化させることに限られています。
かといって、素材を活かすこともまた目論まれていません。あまりに人為がぶっきらぼうで露骨すぎます。
kenta2
keta2-2
『Nails』2007
極力加工を限定しながら、最小限の人為だけが断固として遂行されているのです。
人為も素材もそれ自体が問われることはありません。かえって、両者の接触面にこそ賭金が張られています。
kenta3
kenta3-2
『水の跡』2005
例えば、裂け割れること。それは、釘はおろか角材にもあらかじめ含意されていません。まして作家の手をどんなに詳しく調べあげたところで見出すべくもありません。
裂開する出来事は、三者が接する境界にしか閃きようがありません。それは、素材と人為を超えてまったく固有の水準をまさに切り開かずにいないのです。
kenta4
『浮遊する場所』2007
ところで、どの作品も保護処理が何ら施されていません。ただ朽ちるに任されています。角材の裂け目はひしひしと割れ続け、表面を覆うホワイトセメントはぼろほろと剥落しつつあります(作家によれば、より脆弱さを醸すために石膏ではなくあえてセメントを採用したといいます)。
ともすれば、枯淡な趣味や破滅の美学と受け取られかねません。しかし、違うのではないか。
むしろ、境界に生起する出来事を保つためにこそ逆に、作品を崩壊に曝しているのではないか。過剰な保護は、かえって素材と人為のバランスを崩し、出来事を破裂させかねません。

最後にお知らせをひとつ。
takeda3
『バンスイ、トウソンヲ、イマ、ヨム。』
武田こうじ 著、有限会社イーピー 風の時編集部、2010、¥1050(税込)
目次:
土井晩翠
 広瀬川、青葉城、松島、荒城の月、星と花、おほいなる手のかげ、詩人、暮鐘(抄)
島崎藤村
 流星、初恋、傘のうち、四つの袖、ゆふぐれしづかに、月光、潮音、草枕(抄)

takeda2
このたび、Book! Book! Sendaiのメンバー武田こうじさんが詩集を上梓なさいました。
土井晩翠と島崎藤村の浪漫派的な詩を解釈しながら読みなおしていらっしゃいます。
原詩と併記されているので、読み比べながら味わえます。
弊店はもとより、各書店でお買い求め頂けます。ぜひ!
takeda1
武田さん近影
序にあたる、仙台文学館さんのことばを引用します。
「 武田こうじさんは、日々の生活の中で、詩をもっと身近に感じてほしいとの思いから、自作の詩を声で伝える活動「ポエトリー・リーディング」を十年以上にわたって続けている詩人です。仙台文学館では、「詩を耳で味わう楽しさ」を一人でも多くの方に体感してもらえるように、武田さんと一緒に様々なイベントを開催してきました。その中の一つに、仙台ゆかりの詩人の作品の魅力を、「ポエトリー・リーディング」で伝えようという試みがありました。
 「荒城の月」で知られる、土井晩翠。仙台で詩人の第一歩を踏み出した、島崎藤村。二人とも、日本の近代詩史に名を残す詩人ですが、時の隔たりとともに、作品に込められた詩人の思いに触れることが難しくなってきました。
 武田さんは、二人の作品を自分のことばに置き換え、また時には自分なりの読みときをプラスするなど、「武田語訳」により、新しい作品に作り上げました。
 百年以上前に生きた詩人のことばや思いを、今につなぐ詩集です。原詩とあわせて、どうぞお楽しみ下さい」。


来週水曜日には、武田さんを交えたトーク・イベントも予定されています。会場は弊店のご近所 SENDAI KOFFEE CO.(センダイコーヒー)さんです。
あわせてこちらもどうぞ!

「センダイ ダダダン」武田こうじ+佐藤正実+あんべ光俊 トーク&ライヴ
日程:2010.6.30.wed.
時間:19:30-21:00(open 19:00-)
場所:SENDAI KOFFEE CO.(センダイコーヒー)仙台市青葉区春日町4-25 パストラルハイム春日町1F
料金:¥1500(ワンドリンク・ケーキセット)


**以下2010.6.25追記**
きのう、お陰さまで無事にカフェ×ブックレシピが終了いたしました。
2週間だけの短い期間でしたが、いろいろな方に召し上がって頂けました。
お客さまをはじめ、ご協力頂いた方々へ、この場を借りてお礼申し上げます。
ありがとうございました!
**以上2010.6.25追記**

高橋健太郎小品展 第1期

  • 2010.06.03 Thursday
  • 13:16
先月末に展示替え済ませ、今月から高橋健太郎さんの小品展が始まりました!(高橋さんと小岩さんに多謝!)
ketaro-z
「高橋さんは在仙の造形作家です。おもに植物をモティーフに、木や石そして鉄の彫刻を発表なさっています。
しかし、必ずしも充実したマッスが彫り起こされることはありません。かといって、素材じたいの魅力が追究されるわけでもない。かえって、素材を囲みかつ抉るヴォイドの方に目が惹き寄せられます。
ところで、ヴォイドは境界線の産物にほかなりません。そうでなければ、ヴォイドとマッスの区別は曖昧なままつけられないでしょう。するとマッスもまた境界線の効果に相違ありません。
どうやら、高橋さんにとって彫刻とは境界をどう穿つか、つまり素材を彫ることがそのまま空間を切り裂くことと同値のようなのです。鑿による窪みから洞が水とともに湧きいだし、研ぎ澄まされた鉄線が新芽ばかりか大気と大地までをも芽吹かせる。窪みも鉄線も決して水たまりや植物の再現ではありません。それらは境界であり亀裂であって、ヴォイドとマッスがもろとも湧き芽吹く源泉にほかなりません。
ただし、境界はマッスのように素朴には存在しません。視線が注がれ辿られて初めて作動し実在することが叶います。ぜひ多くの方に触れて頂けたらと思います」(告知用紹介文)

10月までおよそ1ヶ月ごとに作品を差し替えながら継続する予定です。
作品の画像等々委細は追々掲載いたします。

さて、いよいよ今月6月から「仙台は本の月」になります!本にちなんだイベントがめじろ押し。公式パンフレットもつい先日出来ました!
panf-h
panf-n
市内要所で配布中です!

盛沢山のイベントからいくつかご紹介。。

せんだいタウン情報 S-style』さんとの共催企画「カフェ×ブックレシピ」には、弊店も末席に加えて頂いています。本をモチーフに市内7つ(じつは福島にも1件!)のカフェが期間限定メニューを考案します。期間は6/11(金)〜24(木)。
弊店は石井桃子さん(児童文学)にちなんだスィーツです。ご存知の方も多いと思いますが、彼女は宮城県ととても縁が深く、戦後すぐには県内の鴬沢で牧場を営んでいます。『山のトムさん』にはその日々が美しく留められています。
tom-h
詳細はまた後日!

また、弊店にほど近いギャラリー「light source(ライトソース)」では、さっそく本日からおもしろそうな上映会が開かれています。
一般市民に声をかけて集まった、膨大な古い8ミリフィルムと写真の上映会です。どれも、かつての仙台を写した貴重なものばかり。都市や建築、鉄道はもとより、風俗や所作、表情など見どころ満載です。
さる4月に発売されたDVD『クラシカル センダイ』をベースに、そこに収めきれなかった映像をあわせて公開するようです。

「クラシカル センダイ アマチュアカメラマンが映した昭和時代の仙台」
期日:2010.6.3.thu-5.sat.
時間:11:00-19:00
場所:light source(ライトソース)(宮城県仙台市青葉区春日町5-27)
料金:無料
共催:NPO法人20世紀アーカイブ仙台Book! Book! Sendai

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営業時間
10:00am-20:00pm
土日のみ-19:00pm
定休日:火曜
仙台市青葉区春日町7-34
お店のホームページはこちらです。

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