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    川村智美映像展 第3期

    • 2011.01.13 Thursday
    • 17:54
     先にも触れたとおり、4篇からなるオムニバスです。画面の構造上、おおよそ二通りに分けられそうです。
     ひとつは、垂直な光線が天地を貫き、もうひとつは、水平に流れ、淀むイメージが定着されています。


     a fluorescent light 2004

     前者のうち、蛍光灯を利用した作品は、幾条もの光線がリズムを刻んで明滅します。
     ただ、本来であれば観者を覆う大画面で上映すべきものだそうです(ニューマンをポップにした感じかしら?)。さらに、光量をもっと強く、暴力的にしたいとのこと。また、本人がサンプリングしたノイズが流れるそうです。
     ただし、今展示では、残念ながら小規模のうえ音響もつけられませんでした。あしあからず。。

     線の収集 2007

     次の垂直線は、太陽のハレーションです。車窓に固定して撮影されています。それゆえ、背景が目紛しく変遷するいっぽう、光学上の現象はそれに左右されず、圧倒的な存在感を発揮します。
     さらに、それにともない、次々と走り去る背景から、地平線が不変項として浮かび上がります。それが、垂直の光線と十字を切って、背景にもレンズにもどこにも定位しえない奇妙な図形=知覚を発生させるのです。
     これは、映像として定着しているというより、目を向けるたび発見し直されるほかない質の知覚です。

     REM 2004

     他方、水平に流れる作品は、まず水面の波紋から抽出したイメージを人体に投影しています。
     ゆらゆらたゆたうかたちなきリズムと、重力や骨格に縛られたソリッドな所作が、目覚ましい対照をなしています。作家としては、両者の動勢を干渉させて、新しい動きを見出したいようです。これからの展開が楽しみなテーマです。

     untitled 2010

     最後は、ライブなどでVJ的に使う素材のようです。煙や花火から抽出したイメージを奔放に伸縮しながら重ね合わせ、小気味よくスクロールさせています。

     川村智美映像展第3期 「 a fluorescent light」「 REM」「 線の収集」「untitled」
      期間:2011.1.5-1.31(予定)
      時間:17:00-(ご要望があればいつでも!)
      備考:作家ブログ「LEOHT


     さて、くだんのビスコッティ。ようやくゆうべ入荷いたしました!ぜひご賞味下さい。1個¥80!!

     そうそう、お知らせするのを、しばらく失念していたことがありました。

     先月上梓された『仙台 本のはなし』(仙台文学館)に弊店の記事も載せて頂いていたのでした(取材して下さった椙本さんに多謝!)。
     当誌は、仙台文学館で開かれた「本作りワークショップ」受講者の方々による成果だそうです。仙台における「本」の話題がこれでもかと詰め込まれてます。
     なかでも、個人的にいっとう惹きよせられたのは、ダダカンさんへのインタビュー。はや卒寿をお迎えになった氏の近況もさることながら、これまで繰り広げられてきた数々のパフォーマンス(ハプニング)について、細かな証言を引き出しています。
     たぶん、地元の出版物では、ダダカンさんをフィーチャーしたのはこれが初めてではないでしょうか。しかも、地に足のついたルポになっています。必見です!
     当該記事は次のとおり。

    p.110「九〇歳の前衛芸術家・糸井貫二を訪ねる」
    p.111「インタビュー・ウィズ・ダダカン」(小池浩一)
    p.116「[特別寄稿]その人と会った、」(森繁哉)


     なお、当誌は弊店でも取り扱っております。よろしければ、お手にとってお確かめ下さい。1冊¥1260!!


     最後に、ただいまkuraxの2階にて、古本とアンティークの蚤の市「+R part2」開催中です。期間は1月23日(日)まで。ぜひ遊びにいらして下さいねー!

    川村智美映像展 第2期+追記 2010.12.3

    • 2010.12.02 Thursday
    • 18:25
    ※ 追記 2010.12.3
     川村さんの第3期の展示は、諸事情のため延期になりました。ごめんなさい!
     後日、あらためて日程をお知らせ致しますので、もうしばらくお待ち下さい。
     何卒ご高配宜しくお願い致します。

     いっぽう第2期の方は、せっかくなので、展示替えまで上映することに致します。未見の方、もう一度ご覧になりたいという方は、この機会にぜひぜひ!


     近頃とみにバタバタの、あわあわで、気づけばもう12月!
     川村さんの第2期展示をご紹介しようと念じつつ、すわ最終日なのでした。とほほ。
     予定では、明日12/3(金)の午前中に展示替えをすることになっています。第3期は12月中旬までです。

     さて、もはや紹介の意義は薄れてしまいましたが、記録だけでも残しておくことにします。

     川村智美映像展 第2期 「Fitting Room Act.2」
      期間:2011.11.17-12.2
      時間:13:00-14:00/17:00-20:00(土日-19:00)




     今回も、観者じしんがスクリーンになる作品です。映像が、身体のフレームに切りとられ、それを鏡を介して鑑賞することになります。
     先の記事でもちらと触れたとおり、今回は持続的に接触するモチーフが大半を占めています。前回のように、痛覚を鋭く煽ることはほとんどありません。とりわけ、不意に背後から抱擁されるシークェンスは、痛みどころか温もりすら感じられます。
     とはいえ、必ずしも蜜月の多幸感が実現するわけではありません。映される腕は、とても優しく親密に抱きしめてくれます。しかし、致命的に一方的なのです。観者から抱き返すことはついに叶いません。さらに、あるショットでは、存在を確かめるかのように、指先に力がこめられます。ところが、その力も、映像中に滞留するばかりで、生身の身体にまで届きません。
     作品は、この抱き合うことの不可能性に、観者を佇ませるのです(出しぬけに立ち止まり、あちらへ崩れ落ちてゆく裸の古橋悌二。ふと作品「Loves」を思い出しました)。

     原理じたいは、前回と変わりありません。映像が作用する身体と、生身の身体が、ともに鏡に反映し、両者に観者が引き裂かれることで、リアルの享楽が齎されます。
     ただ、前回が、ひとり観者の身体のみに焦点が絞られていたのに対して、今回は他の身体、他者との関わりが俎上にあがっています。それにともない、おのずと性差の問題が浮上しています。映像中、抱く手と抱かれる身体は、ともに女性です。それゆえ、男性がスクリーンになる場合、相当奇妙な印象を与えるのです(ボクが男性だからそう感じるのか。。)。
     ただし、性転換をはじめ、既存の男性性、女性性は、この際重要ではありません。そもそも、被写体は必要最小限に抑えられ、性を誇張する要素は周到に避けられています。わずかな胸の膨らみとしなやかな指先だけがそれと知れるばかりです。
     むしろ、他者と自己の裂け目、差異そのものとしての性差にこそ関心が向けられているようです。

     例によって、本棚に反映するさまも掲載しておきます。きれい。

    川村智美映像展 第1期

    • 2010.11.06 Saturday
    • 12:13
     月が変わって、はや11月です。
     ブロカントギャルリーSendaiももう間近。2週間を切ってしまいました。
     準備しなきゃと思いつつ、日々の業務に追われ、なかなか本腰を入れられないまま今日に至ります。う〜む、ひしひしと焦りが。。
     いっぽう商品の方は、ふだん店頭には出してないものなど面白いものを持ってゆけそうです。どうぞお楽しみに!

     閑話休題。

     さる定休日に、展示替えをしました(機材を提供してくれたNくんに多謝!)。
     高橋健太郎さんの彫刻にかわり、今月からは川村智美さんの映像作品をご覧頂けます。隔週で差し替えながら、5ヶ月の期間を予定しています。

     川村智美映像展 第1期 「Fitting Room Act.1 」
      期間:2010.11.3-11月中旬
      時間:13:00-14:00/17:00-20:00(土日-19:00)※ 営業中はご希望があり次第、予定時間でなくともいつでも上映します。どうぞお気軽にお声がけ下さいね!
      略歴:東北芸術工科大学卒。2007年より演劇・ダンスの映像製作を始める。2009年より演劇企画の制作に携わる。写真を綴り、インスタレーションライヴを行う。2005年、NHKデジタルスタジアム鈴木康弘セレクションで入選。ブログ「LEOHT」。
      備考:「Fitting Room」の制作・公開は2002年ですが、それを再編集した作品です。映像のサンプルは、こちらでご覧頂けます。


     会場風景はこんな感じ。

     まず、お客さまには、中程に見える白いワイシャツを羽織って頂き、そこへ映像を投射します。そして、鏡を介してご覧頂きます。要は、観者じしんがスクリーンになるわけです。

     観者からの視界です。この画像だと、分かりづらいですが、映像には、血を思わせる粘液が垂れています。他にも、紙粘土が抉られ叩き潰されたり、まっさらな紙が切り裂かれる映像が流れます。
     素材は単純ですが、身体に映されるや、奇妙なリアリティが発生します。

     ところでしかし、映される傷の本当らしさを指して、そう云うわけではありません。いくら映像に痛みを覚えたところで、所詮は錯覚にすぎません。
     それどころか、じつは、健康な身体ですら、それが鏡像である限り、どんなに本当らしくとも、錯覚でない保証はどこにもありません。
     錯覚か否かはさておき、本当らしさを担保するには、生身ではなく、かえってイメージであることが必要ですらあるでしょう。
    例えば、赤ん坊は、母親のまなざしをとおして、彼女に愛される対象として自己を見出します。つまり、彼の身体は、他者の視線に映るイメージとしてしか獲得されないのです。
     今回の作品も同様に、投射される光線(他者の視線)へ身を委ねるや、そこに映え出す傷(対象としての自己)にこそ、身体を僭称しうる権利が宿るわけです。痛みの源泉もここにあります。
     ところが、鏡の上には、健康な身体も二重写しされています。権利上、ふたつの身体像は、本当らしさを互角に僭称しえます。両者の齟齬は決定的です。身体像の分裂にともない、観者の同一性は破裂を余儀なくされます。

     映された傷が、どれほど痛覚を煽ろうと、畢竟それはリアルな致命傷たりえません。あくまで映像中の現象でしかないのです。
    取り返しのつかない致命傷は、まさに生身の身体にこそ打ち込まれます。ふたつの身体像が引き裂く痛みは、イメージの向こうがわ、身体そのものを貫くのです。リアリティが露呈するのはここを措いてほかにありません。

     なんだか、駄弁を弄してしまいましたが、いうまでもなく、錯覚を利用した娯楽アトラクションとしても十分遊べます。より多くの方に楽しんで頂けたら嬉しいです!
     ただ、作品の射程じたいは、遥かに遠く深く、リアルの享楽にまで達しているのでした。

     ちなみに、本棚に反映するさまも、なかなか捨てがたく魅惑的です。

     最後にひとつだけ宣伝です。
     今回、機材を提供してくれたN(鈴木直樹)くんが、近々11/20(土)にZEPP 仙台で、自身の生誕30周年を記念してイベントを開きます。

     姪っこさんが描いたという似顔絵がかわいい!

     どなたでも入場できますし、面白そうな内容なので、彼をご存じない方も(大半がそうに違いありませんが)、よかったら覗いてみるのも一興ですよ。ぜひ!
     詳しくはこちらをご覧下さい。

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    お店のホームページはこちらです。

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