第5回 青野文昭小品展、ちょこっと変化

  • 2018.01.28 Sunday
  • 16:55

 先日、3回めの手を加えて頂きましたー。

 青野さん、年末年始とインフルエンザでダウンなさって大変だったようです。

 病み上がりにも拘らず、いらっしゃるなり颯爽と外へゴミ拾いに(素材探し)向われ、頭が下がる思いでした。。

 

 

 

 今回は、落ち葉さながらに一部が剥離、離脱してひゅーっと吹き飛び、別の壁面に不時着する仕儀になりました。実際にも拾ってきたゴミ(素材)に枯れ葉が交じってます。

 

 

 

 

 当初は1月いっぱいの会期を予定していましたが、ちょこっとだけ延長します。2月上〜中旬くらいはご覧頂けそうです。お見逃しなく!(ちなみに、、青野さんの後は、この方たちの展示を予定しています。お愉しみに〜)

 おまけ画像として、作業中の青野さん。拾ってきたゴミ(素材)にメディウムをペタペタ、ドライヤーで乾かしてます。こうやっていつも朽ち具合を安定させているのです。

 

 

 それから、もう終わっちゃったイベントですが、場内で配布されたフライヤーのイラストを描かせて頂きました。せっかくなので、こちらにも掲載しておきます〜。

 A4版を中折り。一枚めが外側(表紙、裏表紙)で、2枚めが内側にあたります。

 ベタですが、ヘッドホンのコードを使ったこういうイメージ描いてみたかったのです。あと、似顔絵の目もとの様式とシロツメクサやヘビイチゴは、完全に久野遥子さんの影響です。。

 

 

第5回 青野文昭小品展!+ 追記11.23 + 12.30

  • 2017.11.16 Thursday
  • 23:58

* 2017.12.30 追記

 年末年始の営業につきまして。

 もう突入していますが、、

 例によって、定休日の火曜だけ(2018.1.2)お休み。そのほかは通常営業いたします。

 大晦日も元日も開いてますので、よかったらどうぞ〜!

 なお、青野さんの展示は1月いっぱいしております。

 

 

 唐突ですが、青野文昭さんにまたまた展示して頂くことになりましたー。

 しかも今までにない新たな趣向です。従来のように完成作をお持ち頂くのでなく、弊店を現場に制作を進めて頂きます。それも何回か跨いで。気長なライブ感覚です。

 きのう閉店後から作業に取りかかりました。

 さっそく材料集めに春日町界隈を走査します。。なんて聞こえはよいけれど、傍から見ればどう転んでも、夜分におっさん二人でゴミ拾いです。さりとて、事前に危ぶまれた職務質問に見舞われることもなく、無事たばこの吸い殻やら包装、タイルの欠片とか収穫しました。ほくほく。

 店に戻り、ゴミ、じゃなくて素材を軽く払い、メディウムで固めます。乾くまでのあいだ、コーヒーでからだを温めつつ雑談。そして、いよいよ本格的に制作を始めます。

 青野さんご持参の広げた段ボールを壁にあてがい、塩梅を見定めます。たまさか斜めになったのが存外おさまりよく、それでゆこうとなりました。とりあえず角から着手。馴染みやすいように?ほぐしつつ、どれがあうかしらと、ゴミ、じゃなくて素材を見つくろいます。

 

 

 素材(ゴミじゃない)に合わせて輪郭を位置どり、カットします。

 それからあらためてゴミ(素材)をあてがい、ホットボンドで接着です。

 ゴミと段ボール、両者の折れ具合をうまく引き合わせながら手を動かします。

 

 

 先に切除していた段ボールの切れ端を再利用。継ぎ目に足して表面を馴染ませます(?)。

 そしていよいよ着色。青野さん、子どものころから一発で色を作るのが特技だったそうです。

 この包装の青も、迷いなく二本の絵具を交ぜてあっという間に出来てしまいました。

 

 

 

  長押でいいのかしら、この部位。とまれタイルの欠片を既成の設備に乗っけたうえで、段ボールと連携させています。

  これまでも壁かけレリーフ状の作品は決して少なくないけれど、奥と手前のディメンジョンをはっきりさせてるのは珍しいと思う。

 

 

 さらに、垂れていただけの下部を立ち上げます。

 というか、形状記憶合金さながら、元の箱状へ戻ろうとして、間違ったまま手をこまねいてる段ボールさんの図、というかんじ。

 そっちに曲がるはずじゃないのに!とかテープ中途半端!とかツッコミたくなる。

 あと、未使用のまま紙くず同然になってた封筒が、伝票のつもりなのかちゃっかり居座ってる。逆さまなのが微笑ましい。

 

 

 今後もご都合がつき次第、手を加えていって頂く予定です。たぶん年明けまでやってると思います。

 かなりのんびりした進行ですが、乞うご期待!

 

* 2017.11.23 追記

 さる日曜11/19、急に青野さんがいらっしゃり、さっそく手を加えて下さいました。

 この欠片は、先に弊店周辺で夜なよな拾ってきたものでなく、当日ご持参下さったものです。

 

 

 この日は、お若い折にお描きになったという、まんが同人誌もお持ち下さり、いっとう盛り上がりました。

 じつは青野さん、宮城教育大学の漫研を創立したメンバーのお一人なのです。といっても当時は1年だか2年程度で廃部になったそうですが。。

 孤独な少女の心境を金魚に託した、なかなか味わい深い作品でした。つげ義春や鈴木翁二みたいな、乾いたリリシズム。

 あと、小学生のころにお描きになったロボットものなんかも、定型を踏まえつつ処々工夫が凝らされてたり、ほっこり和みました。

 それにつけても、いかにも80年代な風が、同人誌いっぱい溢れかえっていて圧倒されっぱなし。。高橋留美子とか吉田秋生、あと青年誌に典型だった女性像。

 

* 追記 終り

 

 これまでの弊店での青野さんの展示はこちらからどうぞ〜。

 

 それから、ちょうど今、ご近所のせんだいメディアテークで、青野さんも参加なさっている企画展が開かれています。

こちらは旧から近作、小から大までたくさん出品なさっています。あわせてぜひ!!

 

 コンニチハ技術トシテノ美術

  会期:2017.11.3 - 12.24

  時間:11:00 - 20:00

  会場:せんだいメディアテーク 6階ギャラリー4200

  料金:一般¥500(高校生以下無料)

 

 かたや、恒例のつんどく読書会、第3回めが来る11/30(木)に開かれます。

 今回は橋本治の『花咲く乙女たちのキンピラゴボウ』です。懐かしい。。

 たぶん前後篇と割合ボリュームがあるから、つんどくにしてたっていう方も相当数いらっしゃりそう。

 よかったらお申し込みくださいね。主催のセンダイ自由大学さんのホームページからどうぞ!

 

 

 また多夢多夢茶会さんのチラシにイラストを書かせて頂きました。

 まいど好き勝手やらせてもらってます。。

 例によってB5中折りです。

 表紙では単なる一点透視に思わせて、、地続きの裏表紙とあわせ見ると、じつは歪曲収差をつけて画角を広々させてます。

 視心から左半分はトリミングしてるのです。

 

 

 広げると、こんなかんじ。

 収差に沿ってこつこつ描いていると、目がそっちに順応して、非ユークリッド幾何学を地で味わえます。

 いざ現実世界に目を向けたら、かえって歪んで見えてくらっくら!はじめてのときは吃驚してしまいました。。

 

 

 中を開くと、、銀杏並木の落葉もよう。今の時期は弊店の前も黄いろがキラキラきれいです。

 

 

 多夢多夢茶会その五

  出演:劇団 短距離男道ミサイル(演劇パフォーマンス)

     燃えるゴミ(未完成)

  構成:結城敬介

  日時:2017.11.26(日)

  会場:多夢多夢舎中山工房(仙台市青葉区中山2-18-5)

  料金:¥1500(1ドリンク付)20席限定・予約優先

     ※小学生以下¥500(1ドリンク付)

  主催:タゴマル企画

  予約連絡先:tamtamchakai@gmail.com

第4回 青野文昭小品展 第5期

  • 2017.02.20 Monday
  • 19:24

 先週、展示替えしましたー。

 昨年9月を皮切りに、5回にわたって継続して参りましたが、おかげさまでこれが締めくくり。欠かさずご覧下さった方も、未見という方も、ぜひこの機会をお見逃しなく!

 3月いっぱいやってます。

 

 

 前回同様、2014年に韓国で滞在制作された作品たちです。とあるモーテルの備品がはぎ取られ、例によって「直さ」れています。

 今回は、ほぼすべての素材が壁紙なので、展示壁に相当同化しちゃってます。というよりむしろ、後者へ作品をあてがっているようにも見てとれて、さながら展示空間じたいを直しつつあるかのよう。。なんて妄想が過ぎるかしら。

 

 

 青野文昭さんの公式ホームページはこちら

 

 ところで、縁あって最近、ある読書会へ参加することになり、うん十年ぶりに『吾輩は猫である』をひもときました。じつは、通読するのはこれが初めて。お恥ずかしながら、話数ごと順不同でしか接したことがなかったのです。

 結果、、すこぶるおもしろくって、蒙が啓かれまくりでした。

 例えば冒頭、猫が池をかすめて苦沙弥宅へ転がりこめば、仕舞いには甕へ転落して水死してしまいます。もとより水は、『草枕』のオフィーリアを引くまでもなく、漱石にとって死を仄めかすモチーフです(逆に温水は生/性の奔出にかかわる。『猫』なら銭湯の大男=ニーチェの超人とか。この点たしか芳川泰久さんが詳細に論じてたはず)。

 つまり、猫は当初から一貫して冥界に臨む存在だったのです。作中、誰とも交流を全うできないまま孤独に幕を閉じるのもむべなるかな(人はいわずもがな、種を同じくするクロは中途退場、三毛子は知らぬ間に亡くなる)。

 そもそも、漱石じしんのカリカチュアたる苦沙弥に対して、猫はツッコミ役のメタ意識(超越論的な自己)を託されています。苦沙弥たちの生きる世界に、居場所なんて見出だせるわけありません。

 これは、漱石の養子経験が強く反映してる気がします(2回も養子に出されたうえ、籍を先方へ据え置いたまま再び夏目家へ引き戻された過去がある)。家なり社会のどこにも腰を落ち着けられず、居心地わるさを拭えない(仙台弁でいう「いづい」!)。それでもなお、事態をユーモラスに語り直しては引き受けてみせること。そうして初めて、この世界の傍らに、かりそめであれ「私」の居場所を切りひらくことができる(漱石にとって『猫』なる写生文は、たぶんそういう切実さと裏腹なんだと思う。マゾッホ的ユーモアにも通じる)。

 養子小説(?)としての『猫』。かって細切れに拾い読みしていた折には、完全に見落としていました。

 

 次回は、伊藤整の『近代日本人の発想の諸形式』を読む予定。またあたらしい発見があるとよいなぁ。

第4回 青野文昭小品展 第4期+2016.1.23 追記

  • 2017.01.19 Thursday
  • 18:59

 この月曜に展示替えいたしましたー。

 今回からは、韓国の済州島で滞在制作された作品です。

 時期は沖縄と同じ2014年のこと。アラリオ・ギャラリーの要請に応じて、廃業したモーテルを会場に、現場の壁紙などを素材に仕立てられ、その場で展示されました。

 

2016.1.23 追記

 その後、青野さんからご教示頂いたところ、済州島での展示は、今なお継続中なのだそうです。最終の期日は未定のようです。

 てっきり、会期は過ぎてしまったものと勘違いしており、不正確な記述をしてしまいました。申し訳ないやらお恥ずかしいやら。。

 大変失礼いたしました!

 公式ホームページARARIO MUSEUM内のDONGMUN MOTELの案内ページで紹介されてます。

 

 ちなみに、青野さんご自身のホームページでも、詳しく紹介なさっています。あわせてぜひ〜。

  * 済州島プロジェクト 2014

  * 沖縄滞在制作 2014

 

 

 図らずも、壁紙オン壁紙になりました。

 組成が、壁紙を接木しては延長する作品ゆえか、それをさらに壁面へ重ねると、展示壁じたいが作品の延長に見えてきます。

 なんだか、ロバート・ライマンみたい。

 

 

 

 これも、元来が壁に取り付けられているものだからか、鑑賞と同時に、違和感なくインストラクション(指示)への態勢が惹起されます。おまけに、例によって修復部があえて拙く仕上げられており、いかにも紛いものっぽい。「矢印の先に非常口なんて本当にあんの?」そんな疑念まで誘発されたり。

 こういう、インストラクションを発揮する(観者の身体なり空間を巻き込む)作品って初めてじゃないかしら。。従来だと、矢印があっても、それを繰り返し増殖させて、意味不明な記号へ還元したり、作品の内側で決着をつけてた気がします。

 

 ちなみに、今回のとは別に蛍光管を実装するタイプも作られたのだそう。点灯してるところ見てみたかったな。

 

 

 次回は、たぶん2月中旬ぐらい?に最後の展示替えを予定しています。

 

 そうそう、『美術手帖』の最新号(2017年2月号)に、青野さんも取材されてます!

 特集は「アウト・サイダーアート」。アウトサイダーデビューです。

 ことばの意味を広くとって、批評家の福住廉さんが取り上げて下さっているそうです。

 (じつは、都合がつかずまだ誌面を確認できてません。トホホー!)

第4回 青野文昭小品展 第3期 + 2016.12.18追記

  • 2016.12.05 Monday
  • 21:43

2016.12.18追記

 年末年始の営業につき、お知らせです。

 例年どおり、火曜定休以外、通常営業いたします。大晦日と元日も開きますよー。

 (※ 火曜日は12/27と1/3です)

 よかったら、どうぞ遊びにいらして下さいね〜。青野さんの小品展もご覧頂けますし!

 

***

 

 展示替え、予定から一ヶ月も遅れてしまいました。。

 ごめんなさい!!

 埋め合わせというわけでもありませんが、、遅れた一月分、会期を延長します。来年2月まで開催することに致しました。

 あらためてどうかご周知よろしくです!

 

 

 引きつづき、軽トラをモチーフに充てたエスキスです。ただし今回は、つい最近手がけられたものばかり。ホヤホヤです。

 どうやら青野さん、過去のエスキスを引っ張りだしてるうちに、あらためて構想を練り直してみたくなったみたいです。

 というのも、2年前のくだんの作品は、展覧会の終了にあわせて解体され、もう存在していないものですから。

 それでも、作品の端緒にあたる軽トラの断片だけは、引き取って今も手許にあるらしく、いつかまた、別の形で再生させるべく保管なさっているのだそう。なんだか、破壊と復活を繰り返す、火の鳥みたいでおもしろい。

 

 

 いつもだと、かけら、つまり部分を編み上げる果てに全体を浮かび上がらせることが多い青野さん。でも今回は、逆に周辺や背景、支持体を焚きつけ、結果かけらを精錬させるような手順が目立ちます。

 ご本人曰く「囲ってみた」のだそう。従来にない手管ゆえ、今後どう転がってゆくのか。愉しみなシリーズがひとつ増えました。

 

 他方、市内別会場でも青野さんの個展があります。あわせてどうぞ〜。

 

 青野文昭展」

  会場:SARP 仙台アーティストランプレイス(仙台市青葉区錦町1-12-7)

  会期:2016.12.6-12.11

  時間:13:00 - 19:00(最終日 -17:00)

 

 ところで、前々からお伝えしていた劇場アニメ「この世界の片隅に」(片渕須直 監督、こうの史代 原作、2016)、初日に見て参りました。

 完成度がハンパなかったです。作画や音響、その他細かい演出の数々、どれもこれもとんでもないクオリティでした。が、、原作に撃たれた経験のある身にとっては、一抹の物足りなさも。。

 

 

 主人公のすずは一貫して、お絵描きを通して、現実と向き合い、そして人との関係さえも築いてゆく存在です。つまり、彼女にとって、生きるというリアルな問いは、いかにフィクションを紡ぎうるか、あるいは編み直せるか、そう想像力が試されるかたちで立ち現れます。原作では、そのダイナミズムが線の大胆な描き分けによって(最終的には色彩と線のコントラストをも巻き込んで)力強く構成されていました。

 ところが、アニメではこの軌道がめっきりぼかされており、何だかはぐらかされてしまった印象です。。何しろ「マイマイ新子と千年の魔法」(2009)を撮った監督です。そこでは、リアルとフィクション(精確にはフィクションの複数のレイヤー)の関係を、少女ふたりが各々固有の成長を遂げる、重層的なプロットへ巧みに組み上げ、見事に着地させていました。だから今回も、、なんて勝手に期待していたのでした。

 

 

 とまれ、「この世界の片隅に」についてはいつかちゃんとまとめようと思います。

第4回 青野文昭小品展 第2期

  • 2016.10.19 Wednesday
  • 21:47

 先週、展示替えして頂きました〜(前期の展示はこちら)。

 例によって、2014年に沖縄で滞在制作された、ゆかりの品々です。

 

 

 今期は、作品そのものはなく、エスキースを中心に記録写真も交え、ドキュメンタリー仕立てになりました。

 拾い集められた素材が、どのように作品へ練り上げられたのか、その軌跡が辿れます。

 

 

 

 

 いくつかのエスキースを跨いで、軽トラの位置に変遷が窺えます。

 結果、完成した姿がこちら(※ 今展では写真のみ)。

 

 

 なお、素材が拾われた現場はこんなようす。

 いつからなのか捨ておかれた軽トラに蔦や塵芥がまとわりついて、吹きだまりがひっそり息づいています。

 青野さんに伺ったところ、この場じたいに魅了されたのだそうです。どこか「御嶽」みたいだったとも仰っていました。

 

 滞在制作では、まるで当の磁場を移築するかのように、株分けされたトラックが、段ボールを巻き込み、結界めいた障壁を立ち上げています。

 場がモチーフというのは、青野さんにとってはかなり珍しい、、というかほぼ初めてではないかしら。いつもなら物体が主体ですから。

 

 

 ところで、エスキースは、必ずしも常に描いているわけでないとのこと。言葉による走り書きに、時おり添えるくらいが通例らしいです。たぶん、そもそもの制作原理が、つどに応じて取り繕うように手口を積み上げてゆくブリコラージュだから、図面を事前に用意したところで、詮ないのでしょう。

 しかし、今回のように、規模が大きく、かつ落とし込むべき空間が予め決まっている場合、エスキースは避けられないように思われます。今後、青写真的なるもの(ざっくりしたエスキースと、寸法を採る設計図とでは分けて考えるべきでしょうが、あえて曖昧なままひとまとめにしておきます)とブリコラージュ的な手並みの関係性が、ひとつ大きな問題をなしそうです。原理上は、相容れないでしょうから。

 

  上掲エスキース、写真ともにすべて2014年

 

 話はまるきり変わりますが、念願かなって昨日ようやく、風の沢ミュージアムへ行って参りました(青野さんに多謝!)。

 岡崎乾二郎さんの作品はもとより、敷地の風情じたいがおもしろく、ずいぶんと長居してしまいました。いいところだったなぁ。それにネコ、めんこかったし。。

 そういえば、うわさに聞いてたかぼちゃ、実が悉くなくなってました!もう収穫された後だったのかしら。

 

 なお、岡崎さんの展覧会は、会期があとわずか、10月23日(日)までです。22日にはワークショップもあります。

 

 おかざき乾じろ「POST/umum=oct/opus」展

  会場:風の沢ミュージアム(宮城県栗原市一迫片子沢外の沢11)

  会期:2016.4.24(日)〜10.23(日)
  時間:11:00〜17:00(10月は16:00閉館)
  休館:水、木曜(祝日は開館)
  料金:一般¥700/未成年者無料(20名より団体割引¥600)
  駐車場:約20台
 

 

2016.10.31追記

 さる29日(土)の青野文昭さんのトークイベント、おかげさまで無事に開催できました。

 ご来場下さった方々、ありがとうございました。そして、青野さんご本人に多謝!遅くまでお疲れさまでしたー。

 例によって拙い進行で面目なかったですが。。

 とはいえ、青野さんの思考プロセスがいくつか明らかになった気がします。今後の参考になればな、とかすかに期待。。

 いっぽう展示じたいは、まだまだ年明けまで続きます。次の展示替えは、11月中旬ぐらいかしら。委細が決まり次第、ご報告いたしますね。

 

第4回 青野文昭小品展 第1期 + 2016.9.16画像2枚追加 + 2016.9.21追記

  • 2016.09.10 Saturday
  • 20:30

 予告どおり、久しぶりの展示企画です!

 第4回 青野文昭小品展 第1期

  会期:2016.9.10 - 2017.1.30(およそ1ヶ月ごとに展示替え予定)

  会場:書本&cafe magellan(マゼラン)

  料金:無料

  備考:2016.10.29.sat 19:30 - 作家トークあり(聞き役 高熊)。無料。

 

 

 沖縄コンテンポラリーアートセンター(OCAC)の招きに応じて、2014年に滞在制作なさったものを公開して頂きます。もう2年も経ちますが、本州では初お披露目です。当時は、企画の成果として「隣り合わせの時間」展にて発表されました。

 

 

 例によって、うち捨てられ、朽ち欠けたものたちが寄せ集められ、そのありえたかもしれないかたちが、あれこれ接木されつつ紡がれています。

 もとが大量消費材ゆえ、現地ならではの固有性は希薄です。それでも、痕跡から察するに台湾から漂着したと思しき欠片も散見されます。

 ともあれ、そもそも社会からはぐれ、さすらっていた代物が、さらに当地から引き剥がされ、挙げ句ここ仙台は春日町に打ち上げられました。もとよりそれは、漂流どころか偶然ですらなく、アートワールドの網に捕われたからにほかなりません。けれど、波頭とギャラリー、それから南島と北国など、複数のコンテクストを渡り歩くその過程ばかりには、どこにも所属のしようがなく、自由へ漂い出す可能性が開けていたに違いありません。

 そして、本展もまた漂流を促す波止場たりえたらとささやかながら願っています。

 

 

 弊店での、過去の展示記録と展評です。よかったらご参考までにどうぞ〜。

 * 第1 - 4回 青野文昭小品展

 * 「もののみる夢」

 * 「可能なもののもとへの滞留」

 

「沖縄各地で拾った欠片の復元」2014

 

 

 ※ 2016.9.16 上2枚追加

 

「沖縄県南城市で拾った車のサイドミラーの復元」2014

 

 ちなみに、、なんと同じ会期中に、青野さんの展示を市内もう2箇所でもご覧頂けます!

 ギャラリーターンアラウンドと東北大学です。前者はすでに開催中。後者は、委細が未公表のようなので、追ってお知らせできたらと思います。(下記 2016.9.21追記をご覧下さい)あわせてぜひ〜。

 

 企画展 青野文昭個展 Aono Fumiaki Exhibition

  会期:2016.9.7 - 9.18(月曜休廊)

  時間:11:00 - 20:00(日曜 - 18:00)、最終日 - 17:00

  会場:ギャラリーターンアラウンド(仙台市青葉区大手町6-22 久光ビル1F)

  料金:無料

  備考:作家トークあり(9/10、9/17)

 

2016.9.21追記

 東北大学の委細が告知されたので、こちらでもご案内いたします〜。

 

 東北大学考古資料展示「先史のかたち ― 連鎖する土器群めぐり」

  会期:2016.9.22 - 10.14

  会場:東北大学トンチクギャラリー(青葉山キャンパス 工学部人間・環境系教育研究棟 1階)※ アクセス:JR仙台駅から仙台市営地下鉄東西線「仙台駅」乗車、「青葉山駅」下車、南1出口より徒歩3分

  時間:10:00 - 17:00

  料金:無料

  主催:東北大学学際科学フロンティア研究所東北大学工学部建築・社会環境工学科東北大学大学院文学研究科

  お問いわせ先:東北大学学際科学フロンティア研究所(〒980-8578 宮城県仙台市青葉区荒巻字青葉6-3)

         TEL: 022-795-5755、FAX: 022-795-5756、MAIL: office@fris.tohoku.ac.jp

 

 なお、タナランさんでの会期は、盛況のうち既に終了しております。あしからず。。

青野文昭さん韓国で個展!

  • 2014.04.23 Wednesday
  • 12:06
何だか余裕がなく、あたふたしているうち、咲き始めた思った桜は散ってしまい、ゴールデンウィークももう目前です。いやはや。。例年のことですが、春から夏にかけての加速感は怒濤のよう。よい季節だからのんびり味わいたいのになぁ。

とまれ、ゴールデンウィーク中の営業につきお知らせです。
例年どおり、火曜日のみ定休を頂き、他日は通常営業します(なので、4/29と5/6はお休みになります。ご注意を!)。平日は10:00〜20:00、土曜は10:00〜19:00。

それから、最近またチラシ代わりのフリーペーパーを作成してます。まだ時間がかかりそうで、たぶん早くて来月、いや6月かな、、完成したらご報告いたしますね。前号(こんな感じ)同様ぺらもののまんがです。引用テクストはユクスキュルにつづき、今号はヴァージニア・ウルフ。どんなものができるかしら。
それにつけても、なかば冗談に年刊になるかもーと放言していたのが、真になりました。当初は季刊のつもりだったのだけれど。。とほほー。

閑話休題。

ブログ更新に手が回らないまま、告知が遅れてしまいました。ごめんなさい!
青野文昭さんの個展が明日から韓国で開かれます。およそ1ヶ月も!

青野さんには弊店でも先月まで小品を展示して頂いていましたが(展示記録こちらからどうぞ)、こんどは広い空間に大作も並ぶ予定。それに、韓国の方へ青野さんを紹介する意味合いもかねて、古い作品もたくさん展示なさるとか。アラリオギャラリーさんたっての企画です。
チャンスのある方はどうぞご覧になって下さい!!というか、ぼくが行けないのが悔しい!

期間:2014.4.24-6.1
時間:10:30-19:00
休廊日 : 月曜日
会場:ARARIO GALLERY(アラリオギャラリー ソウル(チョンダム))
99-5 Cheongdam-dong, Gangnam-gu, Seoul 135100 Korea
電話:+82-2-541-5701


それから、これまた弊店で展示して頂いたことのある中村綾緒さんが同じ時期に伊豆で個展を開かれます。会場は、ブックカフェ壺中天の本と珈琲さん。場所柄もとてもよいそう。ぼくもいつか訪ねてみたいお店のひとつです。ご旅行がてらぜひ〜。

中村綾緒「bird」展 ひかりにあう/みずにとける/とりがはばたくとき
 期間:2014.5.1.thu-5.31.sat
休館:火水木(期間中の1日、祝日6日は開館)
時間:8:00-16:00
備考:5.3.sat 野外投影会 19:00-21:00
*雨天の際は翌日5月4日(日)に順延
会場:壺中天の本と珈琲
静岡県伊東市八幡野1033-7 電話: 0557-53-8406 駐車場有り
最寄り:城ヶ崎海岸駅より徒歩16分、伊豆高原駅より徒歩23分
タクシーでお越しの場合、別荘地地番 伊豆急城ヶ崎3次の10 とお伝えください。

第3回 青野文昭小品展 第5期

  • 2014.02.03 Monday
  • 18:28
  ながらくお待たせしましたー。先週、展示替えを済ませました!

 これまで同様、アメリカ滞在時の作品です。時期はちょうど昨年の今ごろでした。
ただ、今回に限って、日本から持ち込んだ素材だけで作られています。向こうで拾われたものは一切つかわれていません。なので、基本的には、従来の、日本で手がけられた作品と大差ないようにも見受けられます。

 が、なぜかディプティックが多くなっています。ひとつの素材を切り離し、そのうえで個別に「修復」して並べるのです。例えば、VHSのビデオテープなら裏と表に裂かれています。
 必ずしも初めてではありませんが、これほど目立って量産(?)されたことはかつてなかったのではないかしら。あえて指摘しておけば、先の記事でもご紹介したトラックの大作。これもまた、帰国後に着手されたからなのか、運転席と助手席に引き裂かれた挙げ句、ディプティックのていをなしています(ちなみに、完成にはタイムラグがあり、二体が揃う間もなく、運転席側の方は韓国へ引き取られてしまいました。したがって、未だ一緒に並んだことはないし、今後も実現は難しそうですが。。)。

 ひょっとしたら、異国の経験がディプティックを促したのかしら、なんて言うまでもなく早計に過ぎます。でも、単なる気まぐれでないとしたら?青野さんにとって、ディプティックとは何なのか。

 もとより彼の「修復」は、欠けた部分を取り繕って、ありうる(ありえた)姿を紡ぎだす作業です。ディプティックという形式は、それを対にし、反響させ、そのモアレのうちに、他にもありうる(ありえた)姿を累乗、開示してくれるかに思えます。

 話は変わり、アニメについて。昨年の暮れあたりから、青野さんに触発されて修行のように消化を続けています。縁がなかったこの半生を取り戻す勢いです。。
 昨日は『ゼーガペイン』(2006)。作画と演出に、粗というか野暮ったさが目につきましたが、それを補って余りある世界設定と展開構成でした。青野さんは、ループ形式に関心があるらしいので、これはぜひ見てほしいなぁ。
蟲師』(2005)は民俗学的な怪異譚。安易な教訓や結論に流れず、ぬるっとした手応えが余韻をひきます。お酒によく合う。
 そういえば、春には『たまこラブストーリー』が上映されるそう。前作にあたる『たまこまーけっと』(2013)が、とんでもないクオリティだったのですごく楽しみ。いつかショット分析してみたいな。。カットの冴えはいわずもがな、髪や衣服のゆらぎなど細部の表現がこれまた巧みで。例えば、宮崎駿の風は、たわんでは滞留し、布地の膨らみとして表現されるけど、山田尚子のそれは、するする抜けては光を屈折させます。とても軽やかかつ多面的です。そうそう、同じ監督による『映画けいおん!』(2011)でも、少女らを膝下だけ収めた長回しが忘れられません。わずかに異なる歩行パタンや重心が、小気味よく画面に折り重なり、そのリズムのさなかから、彼女らの足が分節されながら浮かび上がるのです。けっして足がリズムを刻むのではなく。
 アニメは、ハズレのダメージが大きい一方(1クール12話もあるので見切るタイミングが難しい)、アタリの感動は一入。たぶん、実写よりも分業が多いから、うまくゆくのはほとんど奇跡のようなものなのかもしれません。
それにしても、絵が動くだけで何でこんなに心が動かされるのかしら?不思議。

第3回 青野文昭小品展 第4期

  • 2013.11.23 Saturday
  • 18:22
 この水曜11月20日に展示替えをして頂きましたー。
 例によって、アメリカ滞在時の作品(すべて2013年制作)です。ただし今回は、現地で拾ったものに加え、日本から持ち込んだ素材と「合体」させています。

 葉っぱは滞在先のバーモント、床材は宮古にあった奥さんの生家のもの。

 葉っぱが曖昧に床材へ溶け込むさまが、何だかじんときます。もの自体が記憶喪失を起こして輪郭を損ないながら、それでもどうにか、取り繕って新たに個体化をなし遂げようとしています。ここには、決定的なかたちや消滅の崇高さは微塵もなく、不格好にも中途半端なかけらの間に合わせしかありません。でも、ほどほどをキープし続けるこの強さにこそ打たれます。

 千葉雅也さんのドゥルーズ論に倣って「生成変化を乱したくなければ、作りすぎてはいけない」とでもいえるでしょうか。青野さんは、初期の頃から一貫してこの姿勢を崩しません。ごみに耳をあて、手をさしのべる。素材を思うままに操作するのでなく、かえって彼じしんが(無論、彼とともに観者もまた)ごみに沈み、くずになる。ごみくずのエチカ。。なんていうと大袈裟かしら。
 参考記事「もののみる夢」

 なお、12月の半ばぐらいにまた差し替えて頂く予定です。

 余談。。
 青野さんから勧められ、先日『まどか☆マギカ』(テレビ放映版)を拝見しました。これがあまりによく出来ていて、びっくり。もともと何ごとにも疎いたちですが、今さらながら最近のアニメを追うはめに。勢い『輪るピングドラム』『シュタインズゲート』など、続けざまに腰を抜かしています。いや、これはすごいなぁ。。
 終いには、いま上映中の劇場版まどマギ「新編 叛逆の物語」まで見に行ってしまったのでした。。プロットにも感心しきりでしたが、動きも止め絵も、とにかくイメージの途方もない連鎖に開いた口が塞がらず。
 作品からはなかなか窺い知れませんが、青野さんはアニメなどサブカルにもお詳いのでした。

PR

calendar

S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
<< June 2018 >>

看板犬からご案内

営業時間
10:00am-20:00pm
土日のみ-19:00pm
定休日:火曜
仙台市青葉区春日町7-34
お店のホームページはこちらです。

selected entries

categories

archives

recent comment

recommend

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM