『Blind Date』出版!「カメラになった男」上映!「つんどく読書会」開催! + 2017.7.7.fri. 追記
- 2017.06.21 Wednesday
- 21:15
*** 2017.7.7.fri. 追記
下記本文でご案内した「つんどく読書会」、もう来週の木曜7/13です。まだ残席あります。よかったらお申し込み、どぞー。詳しくはこちら。
ちなみに、、当日、第1回目の課題本は、『ミス・ブロウディの青春』(ミュリエル・スパーク、白水Uブックス)に決まりました。
お申し込み時に参加者から挙げて頂いた候補本のうち1冊を、つど選ばせて頂くという趣向です。
本書を挙げて下さった方は、候補すべてが白水Uブックス固め。気づくとあるレーベルがまとまって積ん読状態、、案外ありそう。っていうかぼくも身に覚えあります。。時間とれたら、まとめて読もう!とか思ってたりして。
それから、明日7/8(土)、TV番組「あらあらかしこ」さんで春日町が紹介される予定です。弊店も取材して頂きました。よかったらご覧下さいね!
チャンネルは、仙台放送。朝の10:25〜だそうです。
あと、先月号の『HOT PEPPER(仙台版)』(2017.6)さんの特集記事「仙台BOOKカフェ」でも弊店を取材して頂いています。他には、お馴染みの火星の庭さんと、昨年あたらしくできた2店舗。Café 青山文庫さんとbook cafe 横顔さん。
そして、明後日7/9(日)は、もはや言わずもがな「カメラになった男」の上映会があります。1日限りですが、4回上映されます。絶対おすすめですよー!お待ちしてます!!タイムテーブルは下記本文に!
当日は、ぼくも関係者ゆえ、店舗の方は早仕舞い致します。10:00〜15:30 と変則営業です。どうかご了承お願い致します。
***
告知の連打です!まいどながら後手ごてです!よろしくです!!
1. ついに上梓されました、志賀理江子さんの写真集『Blind Date』。
弊店で、同名の展示をして下さってからもう4年が経ちます(飯沢耕太郎さんによる展評)。爾来ずっと待ち焦がれておりました。。
実はつい先日から、やはり同名の、でもこんどは大きな展覧会が、香川にある丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(MIMOCA)にて開かれています。それにあわせて出版されたのです。
本日から弊店でも取り扱い始めました。メチャメチャかっこいいです。ぜひお手にとってみて下さい!
『Blind Date(ブラインドデート)』志賀理江子 写真、森大志郎 デザイン、
T&M Projects、2017、¥8,640(税込)、※ 今なら非売品ポストカード付き!
本体は(四方)帙に収められています。これをひらくと、、
ひだりの羽に、ビッと暁が仄めき、上下の羽にタイ語(たぶん「ブラインドデート」)がぶっきら棒に現れます。
帙の内側の全容はこんなかんじ。今しも視界がひらきつつあるような黎明、「ブラインド」の幕開けです。ちなみに、本来は「ブラインドデート」って、初対面どうしの逢い引きを指します。
本体は全頁袋綴じ。でも、紙質のせいか、不快なごわつきはありません。それどころか、知らずしらず、指先がわずかな撓みに吸い寄せられています。めくる感触がしっとりして、心地よいくらい。
これは、おまけのポストカード。小牛田にある、志賀さんのアトリエ「スタジオ・パーラー」です。廃業したパチンコ屋さんをそのまま転用なさっています。天井がうんと高く、冬は超絶寒いそう。夏は。。なかなかハードな環境のようです。
それにつけてもこのポスカ、怪しげな雲行きといい、鳥の群れといい、つくづく志賀さんぽい。。
裏面には直筆サインが!!
それから、もし志賀さんの過去の写真集をご覧になりたい方がいらしたら、お声がけ下さい。いつでも店内で閲覧して頂けます。
非売品ですが、『Lilly』『CANARY』『カナリア門』『螺旋海岸』『北釜写真アルバム』あります。
2. その志賀さんを中心に、知人数人とドキュメンタリーの上映会を開きます。
写真家の中平卓馬を撮った『カメラになった男』です。
60年代末から70年代にかけ、中平は、自他の別なく苛烈な批判を遂行し「記録」としての写真を追究します。ところが、77年に突如昏倒し、多くの記憶を失います。爾来、かつて自らものし、写したはずの批評文や写真をためつすがめつ見返しては、自己を再構築しつづける日々が始まります。
映画は、2001-03年、つまり60歳半ばにいたる彼の、今なお再構築を繰り返し、淡々と闘い続ける姿を追っています。
道すがら、中平を知らない観光客から「(記念)写真を撮ってほしい」とカメラをさし出されるや、勢い自分の撮りたいものへフォーカスを向ける中平。眠りこむホームレスの男性を目ざとく写しとったり、ねこのそっけない一瞬を待ちにまったり。中平の一眼レフへ寄り添う映画のカメラは、いつしか観客をも巻き込み、新たなまなざしの生起に立ち会わせてくれます。
上映するのは、7/9(日)たった一日だけですが、朝から計4回を予定しています。ご都合のつく方はぜひお見逃しなく!
また中途には、監督の小原真史さんを迎え、主催メンバーとの座談会。締めくくりにはサービスとして、ジャン・ユンカーマン監督の『日本国憲法』を無料上映します。
なお、当日ぼくも座談会の末席に連なる予定ゆえ、店を早じまいします。15:30ごろから畳み始めるつもりです。どうかお気をつけ下さいね。
会場:せんだいメディアテーク7Fスタジオシアター
タイムテーブル:10:00-『カメラになった男』上映 /12:30- 同左 /14:30- 同左 /16:20- 座談会
/17:30- 『カメラになった男』上映 /19:20-『日本国憲法』上映
料金:¥1,200(入替制、各回20分前より受付)
主催:LONG HOPE MEETING(tel 080-3952-7430)
それから、本上映に関連してブックフェアを催します。会場は、弊店とカネイリさん(せんだいメディアテーク1F)。
会期はもう始まっており、およそ7月の下旬まで予定しています。かたや、カネイリさんは7/1から。
なお、今回は、心強い同業者に協力を仰ぎ、委託販売させて頂いています。最近、泉区から青葉区の五橋へ越してらした古書 水の森さんです。色んな写真集をしこたまお持ちなのです。この場を借りて改めてお礼をば。本当にありがとうございます!
『来たるべき言葉』に『新たなる凝視』、、挙げ句ドイツの出版社スタイトルから出た『THE JAPANESE BOX』まで!
ほかにも東松照明の『OKINAWA 沖縄 OKINAWA(沖縄に基地があるのではなく基地の中に沖縄がある)』や『I am a king』、それに北井一夫『三里塚』等々目白押し。
あと、弊店からは沖縄の歴史や政治に触れる本もいくつか見つくろっています。映画の、クライマックスのひとつが沖縄/琉球にかかわっているのです。
3. 弊店を会場に、小さな読書会が企画されました。センダイ自由大学さんからお声がけを頂きまして、初めて試みます。
端的にいうと、みなで積んどく本を消化してみよーというお誘いです。
さしあたり、第1回めは7/13(木)20:15-22:00。参加費¥1,000(コーヒーとクッキー付)に定員6名です。できれば、少なくとも6回は継続したいのだけれど、それも反響次第。どうなることやら、どきどきです。。
詳しくはこちらをご覧下さい〜。